ぼくは ぼくだよ

他の子供たちのように、学習ができない息子はLD(学習障害)だった―。
悩む夫婦だったが、クリニックで出会った先生や、同じLDの子供を抱えた親たちと、お互いの悩みを分かち合い、子供を支えてゆく決心をする…。
表題作「ぼくは ぼくだよ」を含む、家庭内で巻き起こる悩みやトラブルを描いた短編集!!横領の罪をきせられたまま、恋人が自殺した。
苑子(そのこ)は彼の汚名をはらすために、事件の鍵を握る人物である社長に自ら近づいていく。
真相は意外な方向に展開していくのだった…。
愛する者を奪われた女が復讐に命を賭ける! サスペンスロマンの決定版!! 女優とカメラマンの駆け引きを描いた「偽りのくちづけ」も同時収録。
二年後に結婚しよう! と約束をして、大阪へ転勤していった恋人の正樹。
交通費と電話代を節約して結婚資金を作っていた礼美(れみ)だったが、ある日我慢ができなくなって正樹の部屋におしかける。
しかしそこで正樹の浮気を知ることになる。
次第に正樹の心が見えなくなった彼女は、彼の親友・稲垣の優しさに本当の愛を感じるのだが…。
今家において――文鳥様は偉いのでミネラル・ウォーターを飲んでいるが、人間は病気のときだけ飲むことができる。
人間はときどきしか食べないが、文鳥様は毎日小松菜を食べている。
人間は文鳥様より先に食事をしてはならない――文鳥様たちと今市子のスリリングな愛の日々!手のり文鳥の驚異――文鳥は眠ると同時に発熱し、催眠物質を分泌する。
それは皮膚を通して血液中に混入し、たちどころに人間をも眠らせる。
仕事中でも、しらないうちに眠らされている。
実はけっこう恐ろしい生き物なのである。
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