巨人の星(11)

花形は、決死の新打法で飛雄馬の魔球をスタンドに打ち込んだが、あまりに激しい打法のため、その直後グラウンド上に倒れた…。
飛雄馬は命をかけた花形の挑戦に応えるべく、魔球の改良を決意し、謎の特訓に励む。
やがて迎えた日本シリーズで、魔球破りの秘密兵器と対決! 改良版「大リーグボール」は、果たして吉と出るか、凶と出るか!?日米親善試合で、飛雄馬はカージナルスの「野球ロボット」オズマと対決。
大リーグボール破りの秘策に、勝ちはしたものの、「おまえも同じ野球ロボットだ」とオズマに言われ、飛雄馬は自分を見失う。
迎えた宮崎キャンプで、飛雄馬は、看護婦・日高美奈と知り会う。
清楚で強い心をもつ美奈との出会いは、飛雄馬に初めておとずれた青春だった。
野球ひとすじに生きる飛雄馬に、甘い青春の夢が芽ばえていた。
しかし、それもつかの間、美奈は病に倒れ、帰らぬ人となる。
最愛の人を失い絶望した飛雄馬は、練習にも力が入らず、ついに二軍へ落とされてしまう。
野球への情熱をも失って、再起不能となるのか…!? 一方、一徹は、飛雄馬の苦境に何故か力を貸さず、宿敵オズマの入団した中日のコーチに就任する。
大リーグボールを失い、二軍に転落した飛雄馬に苦悩の日が続く。
しかし、ライバル花形の友情により、美奈の死から立ちなおり、見事に一軍にカムバックした。
一方、中日コーチに就任した一徹は、オズマに大リーグボール攻略の特訓を行っていた。
遂に来た父と子の対決の日、「大リーグボール一号」は完璧に破られ、飛雄馬は再び失意の底へ落ちる…大リーグボールを破られた飛雄馬は失意のどん底にいた。
しかし、子どもの遊ぶボールの動きから、新たな魔球のヒントをつかむ。
あえて二軍落ちを選んだ飛雄馬は伴と特訓にはげみ、ついに奇跡の消える新魔球「大リーグボール二号」を完成させた! 見事カムバックした飛雄馬の「大リーグボール二号」は各球団の打者をまったくよせつけず、巨人を優勝へと導いた。
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