よいこ(10)

4月の休日、風花や小関たちは学校の東郷先生の誕生日を祝うため、先生の自宅を訪ねる。
しかし先生は風邪でダウンしてしまっており、お祝いどころではなかった。
しかも先生はメチャメチャ気弱になっており、「もう二度と好きな雪を見ることができないかも…」とつぶやく。
家庭科の時間、各班ごとに具材を持ち寄って鍋を作ることになった。
家業が鮮魚店の岩々君の班は、フグを使っててっちり。
松村君の班はチャンコ。
だが、風花たち3班は、各自が適当な残り物ばかりを持ってきてしまったので、中身がメチャクチャになり、闇鍋のようになってしまい……!?生駒山の中腹に、一本だけ咲いている季節外れの桜を見つけた風花。
「せっかくだから、お花見に行こう」とみんなを誘うが、怖がりのケンジは「昔から桜の木の下には死体が埋まってる。
こんな時期外れの桜じゃ、よほど怨念をためこんだ死体が埋まっとるんやー!!」と言って泣き出した。
うだるように暑い、ある夏の日。
家の中では、風花もジローもおばさんも、そして愛犬ポコも、あまりの暑さにバテバテ。
それなのに、風花のことが大好きなポコは、彼女にベッタリくっついて離れない。
その暑苦しさに我慢できなくなった風花は、ポコの長い毛を刈ることにして……!?銭湯にやってきた風花とミキ。
すると窓の外からカメラが! なんと小関が盗み撮りをしていたのだ。
現場を捕まえた風花が真意を問いただすと、小関は写真のコンクールに応募するという。
そのコンクールのテーマは「他人の秘めごと」だと言う。
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